娘さんの中学校の卒業式につける生花のコサージュを
そのお母様と一緒にお作りすることになりました。
同じくお子さんの卒業式を控えたご友人も加わり、3人で一緒に制作することになりました。
まずはお花の打合せから。
生花のコサージュの場合、「水持ちのいいお花を選ぶ」ことが大事です。
大切な式の途中でお花がぐったりしてしまっては台無しです。
それぞれのお色の希望やイメージをお聞きしつつ、私も色々とアドバイスをさせて頂きながら
お花選びは事前に済ませておきました。
迎えた卒業式前日。打合せ通り、希望のお花も揃ったところで午後から制作スタートです。
この時に大事なのが、「たっぷり水揚げする」こと。
短くカットした花・グリーンはしっかり水に浸けて十分に水を吸わせます。
これをきちんとしておけば、しおれてくる心配もありません。
お二人ともフラワーアレンジの経験があったので、
ワイヤリングやテーピングなどとってもお上手でした♪
コサージュの形に組む時にちょっと苦戦されましたが、
すぐにコツを掴んで、最後はバランス良く組み上げることができました。
こちらが完成したAさんのコサージュです。
アンティークピンクのこのバラで作りたい!というのは最初からのご本人の希望でした。
それに合わせたのはグリーンのカーネーションとヒペリカム、
シルバーのユーカリ、ベアグラス、ゲイラックスです。
Aさんご本人の持つ雰囲気の通り、女性らしくて繊細で上品なコサージュに仕上がりました。
こちらはBさんのコサージュです。
一緒に行ったお花屋さんでBさんが一目惚れしたのが
こちらのグリーンのフリルのラナンキュラス。
合わせたのはペールオレンジのカーネーションとオフホワイトのスカビオサ、
グリーンのヒペリカム、ピットスポルム、ゲイラックスです。
Bさんのイメージにぴったりなナチュラルで明るい雰囲気のコサージュになりました。
後日、お二人から嬉しいお言葉を頂戴しました。
「コサージュからのほんのりいい香りに包まれながら、感動的な卒業式になりました。」
「胸元からの優しい香りに癒されて、緊張が和らぎました。」
“香り”は生花ならではの魅力ですね。
ご家族の大切な一日に華を添えるお手伝いができましたこと
光栄に、そして大変嬉しく思います。
この度はありがとうございました。
娘さんの希望の門出を心からお祝い申し上げます。